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仏・マクロン大統領“事前調整はしない”

2019年8月22日 20:47

フランスで24日から始まるG7(=主要7か国)首脳会議で、議長国フランスのマクロン大統領は、首脳宣言を事前調整する従来の手法をとらない考えを示した。

G7サミットは、フランスのビアリッツで今月24日から3日間の日程で行われ、安倍首相やアメリカのトランプ大統領ら、主要7か国の首脳が参加する。

従来のサミットでは、首脳宣言について、各国の官僚が事前に調整を行うことが一般的だった。しかし、今回は、自由貿易や地球温暖化対策などで、アメリカのトランプ政権と他の6か国との意見の隔たりが大きいため、マクロン大統領は、こうした事前調整を行わず、首脳間の自由な議論を優先させる考え。

マクロン大統領は21日、現地メディアなどに対し、「宣言にむけた交渉の人質にはなりたくない」などと述べ、首脳宣言にはこだわらず、テーマごとに合意文書をとりまとめる見通しを示した。