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北が飛しょう体2回発射 約230キロ飛行

2019年8月16日 12:52

韓国軍によると、北朝鮮は16日朝、日本海に向けて飛しょう体を2回発射した。

韓国軍によると、北朝鮮は16日午前8時過ぎ、東部の江原道・通川一帯から日本海に向けて飛しょう体を2回発射した。飛しょう体の種類など詳細は分析中としているが、飛行距離は約230キロで、高度は約30キロだったという。

北朝鮮は韓国で行われている米韓合同軍事演習に反発し、ミサイルなどの発射を繰り返していて、先月25日以降、これが6回目。

また、韓国の文在寅大統領が15日に行った演説で、南北の経済協力の推進に強い意欲を示したことなどについて、北朝鮮側は反発を示している。

北朝鮮の対韓国の窓口機関「祖国平和統一委員会」は報道官談話で、「合同軍事演習が盛んに行われている時に、対話の雰囲気だの平和経済だの、どんな心づもりで吐くのか」などと批判した上で、韓国側と「二度と向き合う考えもない」と表明した。また、談話では文大統領の名指しを避けつつも、「本当にまれに見るずうずうしい人だ」などと批判している。