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“ペリリュー島の遺骨収集は、国民的課題”

2019年8月13日 4:24
“ペリリュー島の遺骨収集は、国民的課題”

12日夜放送の「深層NEWS」に出演したノンフィクション作家の早坂隆氏は、太平洋戦争の激戦地・パラオ共和国のペリリュー島に残された旧日本軍兵士の遺骨収集は、国民的な課題だと訴えた。

早坂隆氏「米軍側は遺骨収集をすべて終わっています。日本側はまだ2200柱残っているということで、これは戦後日本の、ある種、残酷な部分だったのかなと思いますけれども。最後の1人まで必ず帰国させなければいけない、非常に重要な課題だと思っています。国民全体で、丁寧に取り組んでいかなければいけない」

早坂氏はまた、ペリリュー島では、アメリカ軍の攻撃開始から74日間も組織的な持久戦を行ったことや、戦闘の前に現地住民や民間の日本人を疎開させて、ほとんど被害がなかったことなどを挙げ、この戦いがもっと知られてもいいのではないかと指摘した。