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タイの寺院 インスタ映え“穴場”スポット

2019年8月12日 19:44

夏休みの日本人観光客にも人気のタイで、これまであまり有名ではなかったある寺院が今、話題となっている。現地に行ってみると確かに多くの日本人の姿があった。その魅力とは?

透き通った海と真っ白な砂浜。一度は行ってみ“タイ”世界有数のリゾート「プーケット」に、歴史好きなら足を運び“タイ”世界文化遺産の「アユタヤ遺跡」。さらに酸っぱくて辛い、この時期食べ“タイ”「トムヤムクン」など、魅力満載の“ほほえみの国”タイ。そんなタイで今、ある場所が日本人に人気だ。

空高く伸びる白い建物。中に入ると…そこには、多くの日本人の姿が。

日本人観光客「キレイだね。どう?」「キレイ」「全然違う、なんか色使いが」

息をのむ観光客の視線の先にあるものが…まばゆい光を放つエメラルド色のガラス。その塔の先には、仏教の聖人を表す幾千もの星が、まるで宇宙のように描かれている。

首都・バンコク郊外にある寺院「ワット・パークナム」。前の王妃の誕生日を祝い2012年に完成したお寺。観光客の視線をくぎ付けにしていたのは、建物の5階にあるこの場所。それほど有名とは言い難いお寺だが、“インスタ映え”スポットとして日本人に知られるようになり、多い時には1日500人もの日本人が訪れているという。

インスタ映え“穴場”スポットは他にもある。塔に巻き付くドラゴンが特徴の「ワット・サムプラン」は、通称“ドラゴンタワー”として最近、人気だという。

タイを訪れる日本人観光客は年々右肩上がり。去年は160万人を突破した。ただ、こんな声も…。

ワット・パークナム、僧侶「お寺は慈悲の場所で、すべての外国人がタイの文化や習慣を理解しているわけではありません。『大声出さないで』とか『変な行動しないで』などの注意をみなさんにしています」

多くの日本人を魅了するタイ。現地の文化を理解し、その土地に住む人たちに配慮しつつ、楽しく観光し“タイ”ところ。