×

浅間山4年ぶり噴火「明瞭な予兆なかった」

2019年8月8日 5:12
浅間山4年ぶり噴火「明瞭な予兆なかった」

群馬県と長野県にまたがる浅間山が7日夜、4年ぶりに噴火し、気象庁は噴火警戒レベルを「3」に引き上げた。群馬県内では降灰が確認されたという。

気象庁によると7日午後10時8分ごろ、群馬と長野にまたがる浅間山で小規模な噴火があった。噴煙は上空1800メートル以上まで上がって北へ流れ、噴石は、火口から200メートルほど飛散したという。

気象庁は噴火警戒レベルをこれまでの「1」から入山を規制する「3」に引き上げ、山頂火口からおよそ4キロの範囲では、噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。

この噴火で7日夜までに、群馬県嬬恋村の六里地区で降灰が確認されている。

気象庁は、今回の噴火について「明瞭な予兆はなかった」と説明した上で、「噴火警戒レベル1の火山であっても登山をする際には注意してほしい」としている。