アメリカのトランプ大統領は５日、南米・ベネズエラのマドゥロ政権がアメリカ国内に所有する資産を凍結することなどを命じる大統領令に署名した。マドゥロ政権は、これに猛反発している。

この大統領令は、ベネズエラのマドゥロ政権や支持者らを対象にしたもので、アメリカ国内にあるすべての資産を凍結することなどを命じたもの。

トランプ政権は、マドゥロ政権の打倒を目指す反体制派を支持していて、経済的な圧力を強める狙い。

これに対し、マドゥロ政権は「ごう慢な略奪だ」と猛反発している。

６日には、ペルーで、ベネズエラの民主化を話し合う国際会議が開かれたが、マドゥロ政権を支持するロシアなどの参加はなく、国際社会を巻き込んだ対立の解消は見通せないまま。