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トランプ大統領が“人種差別を非難”

2019年8月6日 8:24

アメリカのテキサス州で憎悪犯罪の可能性がある銃の乱射事件が起きたことを受け、アメリカのトランプ大統領は5日、演説で人種差別を強く非難した。しかし、自身のこれまでの差別的な言動に対する批判には一切、答えなかった。

22人が死亡したテキサス州の銃乱射事件では、ヒスパニック系移民に対する憎悪犯罪、いわゆるヘイトクライムの可能性が浮上している。

トランプ大統領は5日、全米に向けて行った演説で、こうした人種差別を強く非難した。

アメリカ・トランプ大統領「我々は声をひとつにして、人種差別、人種的偏見、白人至上主義を非難しなければならない」

ただ、不法移民を「侵略者」呼ばわりするなど、大統領自身の人種差別的な言動が憎悪を助長したとの批判には、一切、答えず、銃規制の強化にも、ほとんど触れなかった。