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ライブハウスで子ども食堂 ドラムたたける

2019年8月6日 14:26
ライブハウスで子ども食堂 ドラムたたける

パンク・ロックバンドのボーカルとライブハウスのオーナーが「ライブハウス」で「子ども食堂」を始めた。「子ども食堂」を開いたのには、幼い頃のある体験がある。

東京・新宿区にあるお店の地下に入っていくと、そこはバースペース、さらに地下にはライブハウス、ここは、パンク・ロックバンド「THE PRISONER」の景山潤一郎さんが、ライブハウスのオーナーである五十嵐陽一さんと一緒に始めた子ども食堂だ。

景山さん「子どものころ、あんまり飯食えなかったんで、家族みんなで、こういうのもいいかなって」

養護施設で育った景山さんは、自身の子ども時代の経験から、楽しく集まれる子どもの居場所をつくりたいと立ち上がった。

子どもたちはご飯を食べ終えると、すぐに下のフロアへ向かう。そこにはステージがあり、ドラムも自由に演奏できる。大音量のライブハウスに驚く子もいる。初めは恥ずかしがっていた子も、すぐにドラムに夢中になった。

小学3年生の女の子「舞台で、ドラムをたたくのがどきどきした」

子どもは無料で大人は350円で食べられる子ども食堂には、バンドのファンも訪れる。子ども食堂が終わると、今度は大人たちの場所になる。ここでのお酒の売り上げの一部が食堂の運営費になっている。

五十嵐さん「地元の駄菓子店じゃないけど、子どもが集まる1つのコミュニティーってあるじゃないですか」

景山さん「ここは、大きい声出して暴れられる児童館みたいなところ」

五十嵐さん「子どもたちが集まれる空間をみんなで守っていけたらなと」

ライブハウスの子ども食堂は、月に1度開催している。

【the SOCIAL lifeより】