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利下げ トランプ氏「我々を失望させた」

2019年8月1日 12:55

アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が先月31日、世界経済の減速懸念などからおよそ10年半ぶりに利下げに踏み切った。

FRBは31日、政策金利を0.25%引き下げて、2%~2.25%にすると発表した。利下げは、2008年12月以来およそ10年半ぶり。

しかしFRBのパウエル議長が、「長期的な利下げ局面ではない」とも明言したため、9月以降の追加利下げを期待していた市場には失望感が広がり、ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、一時480ドル近く下げる場面もあった。

これを受けて、トランプ大統領はツイッターで「パウエル議長はいつも通り、我々を失望させた」と不満を示している。来年の大統領選挙に向け、今後も利下げを続けるよう圧力をかける狙いがあるとみられる。