１９日、京王電鉄の変電所で火災が起き、一時、全線で運転を見合わせた問題で、変電所内に取り残された点検用工具が原因で、ショートが起きていたことがわかった。

この問題は、今月１９日の午前５時前、東京・多摩市にある京王電鉄の変電所で火災が起き、一時、全線で運転を見合わせたもの。一部区間では１０時間以上にわたって運転ができない状況が続き、トラブルの影響は１７万８０００人に及んだ。

京王電鉄は、火災の原因を調査していたが、３１日、変電所内の電気設備にモンキレンチと呼ばれる点検用の工具が取り残され、この工具が原因でショートが起きていたと発表した。

ショートが原因となって出火した可能性もあるということで、京王電鉄は引き続き火災の原因調査を続ける方針。