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AIに代替される仕事、新しく生まれる仕事

2019年7月31日 15:31
AIに代替される仕事、新しく生まれる仕事

世の中で議論を呼んでいる話題についてゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「10年後、AIに代替される仕事は?」。未来予報・曽我浩太郎代表に聞いた。

人材総合サービス会社が、転職コンサルタントに「AIに代替される仕事」についてアンケートを行った。81%の転職コンサルタントが「10~20年以内にAIに代替される業務がある」と回答している。

「AIに代替されてなくなる」と予想される職種の上位3つを見ると、「経理・財務・会計系」「一般事務・秘書・アシスタント系」「コールセンター」となっている。いずれの職種でも「決まったことをする定型業務が多いため」という理由が多く見受けられた。

ネット上では「字幕も通訳もAI」「AIで銀行員のリストラ進む?」「AIの進化で新たな仕事が今後出てくるはず」という意見があった。


――まずはフリップをお願いします。

『協働と創造』と書きました。AIやロボットとよりよく働くとはどういうことなんだろうともっと議論するようになればいいなと思います。「代替される」ということで考えてしまうと、どうしても恐怖になってしまうんですが、自分の仕事を助けてくれるパートナーという姿もあると思います。もう既に人工知能は、私たちの生活にたくさんあって、例えば検索サイトの裏側や、インターネットのブラウジングをしている時にも部分的には入ってきています。

人工知能は、万能なものというよりは特化している、見えないかたちで生活に浸透してきているんですね。だから、自分の仕事をどういう風に助けてくれるかということをもっと想像すればいいと思います。そういう意味の『協働』です。

人工知能は絶対に働く場に入ってきますので、そういった時に自分の自由な時間ができると思うんです。そこで自分が何をやりたいか、自分が創造的にいる時間をどう作っていくか、自分の仕事の創造性って何なんだろうということで、『創造』という言葉をあげさせてもらいました。


――人にしかできないこととか、やってきたことに対しては、ちょっと自信を持ちたいですよね。

そうですね。普段の工夫とかは、やっぱり自分で気づかないものだと思うんですが、自分の中でできていることは、仕事の中で常々考えていくのがいいかと思います。


――一方で今後、出てきそうな仕事はどんなものがありそうですか。

人工知能というよりはもっと広い形になると思うんですが、「培養肉マイスター」というのが出てくると思っています。今、世界的にタンパク源が不足すると言われていて、試験管の中で培養する肉というのが注目されています。それをおいしく普及させるためのクラフトビールをつくるマイスターのような、培養肉マイスターというのができてくればもっと広がったりするんじゃないかと思っています。


――いずれにしてもこのAIの存在は、危機感とは捉えない方がいいんですね。

そうですね。相棒みたいに捉えながら自分の仕事をどういう風なものにしていくかと考えてもらいたいなと思います。


■曽我浩太郎氏プロフィル
未来予報・代表。企業に対して製品のリサーチやコンセプト設計、ブランディングなどを行い、未来像を戦略的に作り上げるサポートをしている。またアメリカ・オースティンで毎年開催されるクリエーティブとビジネスのカンファレンス「SXSW」のJapanOffice活動もしている。先日、「10年後の働き方『こんな仕事、聞いたことない!』からイノベーションの予兆をつかむ」を出版。新たな文化を生む世界をつくり、今とは違う未来像を描く。


【the SOCIAL opinionsより】