×

北ミサイル 菅長官「分析中、適切に対応」

2019年7月31日 11:48
北ミサイル 菅長官「分析中、適切に対応」

韓国軍によると、北朝鮮は31日午前5時過ぎ、東部の元山周辺から日本海に向け短距離弾道ミサイル2発を発射した。このことに対する日本政府の反応。

安倍首相は官邸に入る際、記者団の取材に応じ、日本の安全保障に影響はないと強調した。

安倍首相「わが国の安全保障に影響を与えるような事態でないことは確認されています。引き続き米国などと緊密に連携をしていきます」

また、菅官房長官は31日午前、会見で前提条件をつけずに日朝首脳会談の実現を目指すという安倍首相の方針には「変わりはない」と述べた。北朝鮮に対して抗議をするかどうかは「詳細を分析中で、結果をふまえて適切に対応していきたい」と述べるにとどめた。

一方、岩屋防衛相は31日朝、今回のミサイルの種類については分析中としながらも発射は「大変遺憾だ」としている。

岩屋防衛相「前回も短距離の弾道ミサイルだったということですが、国連決議に違反するミサイルの発射を続けるということは大変、遺憾である」

先週25日に続き、1週間もたたない中での発射となったが、政府内では前回と同じく米韓合同軍事演習への反発との見方が大勢で、ある官邸幹部は「神経戦が続いている。反応を見ているんだろう」と話した。

また、外務省幹部は「これまでの流れを見ると、軍事的に新型ミサイルの実戦配備を急いでいる可能性がある」と分析している。