俳優の中川晃教（３６）、柿澤勇人（３１）がダブルキャストで主演を務めるミュージカル「フランケンシュタイン」（２０２０年１月８日初日）のファン感謝祭イベントが２９日、都内で行われた。

フランケンシュタイン博士によって作り出された“怪物”を描いた同名の物語を大胆な解釈でミュージカル化。２０１７年に初演され、３年ぶりの再演となる。

メインキャストが１幕と２幕で違う人物を演じるのも本作の見どころ。１幕でビクター・フランケンシュタインを、２幕でギャンブル闘技場を営むジャックを演じる中川は「見に来られるお客さまは２つの顔を見ることができる。俳優のチャレンジも含めて楽しんでいただけることが、ここまでこの作品が盛り上がったことにつながったのかと思う」と魅力を分析した。

柿澤は「（１幕と２幕で）１８０度違う役だったので、カロリー的にはしんどいですけど、すごく楽しんでやれた」と回想。前回の公演は女優の大竹しのぶ（６２）が観劇に訪れたといい「僕の楽屋に来て『カッキー、楽しかったよ。１幕結構出ていたね。でも２幕に出てこなかったね』と言われて。『（２幕のジャック役は）おれだよ』と言ったら『うそでしょ？あの役者さん誰なんだろうと思っていた』と言っていて」と大竹が１幕と２幕で柿澤を別人と思い込んでいたというエピソードを告白。大竹からは２役の演じ分けを「すごいじゃない！」と評価されたというが、気づかれなかったことについては「うれしいのか、悲しいのか…」と苦笑しつつ振り返った。