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EU離脱の行方は…英に強硬離脱派の新首相

2019年7月26日 4:18

イギリスの新しい首相にEUからの強硬離脱派のジョンソン氏が就任。25日夜の深層NEWSでは、これに伴うイギリスのEU離脱の行方を議論した。

キヤノングローバル戦略研究所/山下一仁研究主幹「イギリスが仮に離脱延期を要請したとしても、絶対EUはのめないわけです。(しかし)離脱取りやめというのはボリス・ジョンソン(新首相)がNOです。議会もNO、EUもNO、となると“合意なき離脱”しか残っていない」

第一生命経済研究所/田中理・主席エコノミスト「(英)議会は“合意なき離脱”は嫌ですので、首相の暴走を止めようとする。野党が出してくる内閣不信任案に、与党のほんの一部が賛成すれば、内閣不信任案は通る。内閣不信任案が通れば、政権が倒れて総選挙となるが、総選挙を理由とした(離脱)延長であれば、EU側はのむんじゃないかなと思う」

また、読売新聞の飯塚・欧州駐在編集委員は、仮に議会が解散・総選挙になった場合、与党の保守党は惨敗し、混乱はますます深まるとの見方を示しました。