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箕輪厚介「政治を若者の日常に置かないと」

2019年7月19日 15:33
箕輪厚介「政治を若者の日常に置かないと」

この夏の参議院議員選挙を控え「the SOCIAL」では、「若者が投票に参加する意義について」各界の著名人のインタビューをお届けする。今回は、箕輪厚介さんに聞く。


Q:若者は選挙にいくべきか?

行くべき以外ないんだけど、ぶっちゃけ「行く気しないわ」って若者の気持ちもめちゃめちゃわかる。

AKB総選挙だって日常的に公演をいっぱいやったり握手会をやったりして、日常的にその人の良さとか努力とかに触れてるから、総選挙の時に1位にさせようと応援するわけで。政治を若者の日常に置かないと。

我々が普通に生きてて政治家と会う機会ってないじゃん。なのに選挙前になったら選挙カーを走らせて、名前連呼してよろしくお願いしますってさ。それで投票行こうよというのがちょっと普通に考えて不自然。


Q:それでも選挙に行くべき理由は?

お金もうけしたい人も、普通に自分らしく生きたい人も、そういうのは得意じゃない人も、それぞれのポジションで自分なりに幸せだと思えて満足が得られるという設計をしなきゃいけなくて。それって結局政治の政策だったりするから、それに対して投票を放棄してるのは良くない。

やっぱ社会がめちゃめちゃ分断すると、社会から孤立した人をどんどん増やしていく。それはある種、全然賢くなくて。政治の力で社会全体をデザインするということは、超大事な感じがする。


Q:どうしたら若者の投票率は上がりますか?

本全般も若者が読まなくなったって、めちゃめちゃ言われて。僕の本の読者って他の本に比べて異様に若いんですよね。

何したかっていうと「ぶっちゃけ本なんて読まなくない?」からスタートして。読んだ人たちがコミュニティーになって、一緒に面白いことができるツールになっていれば、本も僕自身読むんじゃないかなって思って。

選挙も「ぶっちゃけ行かなくない?」からスタートして、それでも行くとしたらと考え始めたら、そこに何か答えがあるような気がする。

【the SOCIAL viewより】