アメリカのトランプ大統領が、野党・民主党の非白人の女性議員を念頭に「アメリカを去っていい」と発言している問題で、議会・下院は１６日、大統領の「人種差別発言を強く非難する」決議を可決した。

トランプ大統領は１６日も、自分を批判する民主党の非白人の女性議員、４人を念頭に「我が国にひどい発言をしている」と主張。「アメリカを去っていい」と主張した。

トランプ大統領「女性議員はアメリカを憎むべきでない。去ってもよいし残ってもよいが、アメリカを愛するべきだ」

こうした事を受け、議会・下院は１６日夜、「白人以外の人々に対する憎悪を正当化させた」として大統領の「人種差別発言」を「強く非難する」決議を民主党などの賛成多数で可決した。

一方、与党・共和党の議員は４人が賛成票を投じたが、大多数が反対している。