日本政府が韓国への輸出規制を強化したことを受け、韓国の康京和外相が１０日、アメリカのポンペオ国務長官と電話で会談し、「日米韓３か国の協力関係にとって望ましくない」との憂慮を伝えた。

韓国外務省によると、康外相はポンペオ長官に対し、日本の措置について「韓国企業だけでなく、アメリカ企業はもちろん世界の貿易秩序にも否定的な影響を及ぼしかねない」と批判。さらに、「日米韓３か国の協力関係にとっても望ましくない」との憂慮を伝えた。

その上で康外相は、「日本に措置の撤回を求め、対話を通じた外交的な解決のため、努力していく」と強調した。

韓国外務省によると、ポンペオ長官は康外相に「理解」を示し、日米韓の意思疎通を強化できるよう協力していくことで一致したという。