不正輸出156件摘発 韓国“管理は適切”
韓国政府は10日、軍事的な転用が可能な戦略物資の不正輸出を、この4年あまりで156件摘発したと明らかにした。
韓国政府によると、摘発された不正輸出は2015年から今年3月までの4年あまりで156件にのぼり、「フッ化水素」がアラブ首長国連邦やベトナム、マレーシアなどに不正輸出されていた例も含まれている。
日本では、韓国がフッ化水素を北朝鮮に横流ししているとの見方も出ているが、韓国政府は、「フッ化水素」が北朝鮮に流出した証拠は見つかっていないとしている。
日本政府は、韓国への輸出規制を強化した理由として「不適切な事案があった」と指摘しているが、韓国政府は、摘発は「輸出管理を効果的かつ透明に行っている証拠」だと反論し、適切な輸出管理を行っていると重ねて強調した。