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ムスリム女性 着物に和柄ヒジャブで街歩き

2019年7月3日 15:55
ムスリム女性 着物に和柄ヒジャブで街歩き

京都の着物レンタル店が、ムスリム(=イスラム教徒)女性に向けたサービスが話題だ。それは、和風にデザインされた頭髪を隠す布、ヒジャブのレンタル。着物と和柄ヒジャブで街中を観光するムスリム女性が多くなりそうだ。

ムスリム観光客が増える京都。着物レンタルの“夢館”では2月から和柄ヒジャブのレンタルを始めた。ムスリム女性の多くは、ヒジャブを巻いている。

ヒジャブで着物は似合わないのではと不安を抱きながら来店した女性。インドネシア出身の店員がアドバイスする。着付けをし、メイクもプロが行う。ヒジャブを巻いて完了。帯に合わせて、黄色のヒジャブ。これなら似合うと笑顔で友達と街歩きに出かけていった。

和柄ヒジャブを製作したのは、インドネシア出身のシャナス・ダフニさん。日本文化が好きで3年前に来日した。夢館で1年半前から働き始めた。シャナスさんが目指すのは、京都を楽しむムスリム女性を増やすことだ。

帯が隠れないように後ろは短くし、着物の柄を生かすためにベースは単色。巻いた時、少し柄を見せるのがポイントだ。現在は30種類近くあるが、さらにラインアップを増やす予定だ。

シャナスさん「着物とヒジャブは合わないんじゃないかと、自信を持っていない方々もより楽しい着物体験になるように、これを作りました」

【the SOCIAL trendより】