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米朝首脳、非核化巡る実務者協議再開で合意

2019年6月30日 22:38

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長は30日、南北の軍事境界線にある板門店で首脳会談を行い、非核化をめぐる実務者協議を再開することで合意した。

トランプ大統領は、板門店の軍事境界線を挟んで金委員長と握手を交わした後、現職のアメリカ大統領として初めて北朝鮮側に足を踏み入れた。その後、両首脳は板門店では初めてとなる米朝首脳会談を行った。

トランプ大統領「境界線を越えたのは光栄だ。あなたと共にいることをうれしく思う」

金委員長「私たちのすばらしい関係が、難関と障害を克服する不思議な力になると確信する」

ベトナム・ハノイでの会談が物別れに終わり、米朝交渉が停滞する中、両首脳は個人的な信頼関係を強調した。

会談後、トランプ大統領は2~3週間以内に実務者協議を再開することで金委員長と合意したと明らかにした。

トランプ大統領「今後数週間で両国の実務者チームが会う。どうなるか様子を見よう」

ただ、両国間の溝は埋まっておらず、実務者協議の再開によって非核化交渉に弾みをつけられるかが焦点となる。