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メイ首相に単独インタ 初めての大阪は?

2019年6月28日 16:55

G20サミットの開幕に先立ちイギリスのメイ首相が28日、NNNの単独インタビューに応じた。大阪の街並みのあるところが気に入ったようだ。

28日、私たちの単独インタビューに応じた、イギリスのメイ首相。和の雰囲気が漂う会場は、大阪中心部にある山本能楽堂。「日本に来たことがわかる背景を」という首相側のリクエストが反映された。

メイ首相に聞いた大阪の印象は…。

メイ首相「素晴らしい。お城が最先端で活気ある街に囲まれ素晴らしい。来られてうれしい」

「伝統と最先端が調和している」と、大阪にはよい印象を持ったようだ。一方で、今回のG20サミット、日本のタンカーなどへの攻撃や新たな制裁などによりアメリカとイランとの関係が緊張感を増す中での開催となった。

メイ首相「イランをめぐる緊張関係が緩和されることが大切だ」

メイ首相はフランスやドイツと協力し、イランとの核合意を維持することが重要だと訴えた。インタビュー後、メイ首相は安倍首相と会談。イラン情勢について意見交換をしたほか、G20サミットの成功に向け日本とイギリスが緊密に協力することで一致した。

ただ、イギリス政治はEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱をめぐり混乱が続いている。メイ首相は当初の期限だった3月末までの離脱を実現できず、辞意を表明した。

来月にも決まる次期首相、最有力候補のボリス・ジョンソン前外相は、経済に大きな影響を与える「合意なき離脱」も辞さない構えを見せている。しかしメイ首相は…。

メイ首相「イギリスにとって一番いいのは『合意あり』の離脱だ。だから次の首相は『合意あり』の離脱を目指さなければいけない」

「合意なき離脱」を避けるようくぎを刺した。