×

ダウ10ドル安 ボーイングが相場の重荷に

2019年6月28日 7:35

27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は墜落事故が相次いだ主力機に新たな不具合が見つかった「ボーイング」が相場の重荷となり、ダウ平均株価は、小幅に続落して取引を終えている。

27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から10ドル24セント値を下げ、2万6526ドル58セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は57.79ポイント上げて7967.76で取引を終えている。

この日はG20大阪サミットやアメリカと中国の首脳会談を目前に控えて、様子見ムードが強まった。一方、墜落事故が相次いだ主力の機体に新たな不具合が見つかった「ボーイング」は大きく売られ、1銘柄でダウ平均を70ドル以上押し下げて相場の重荷となった。

市場関係者は、「ダウ平均はすでに高値圏にあるため、今週末に予定されている米中首脳会談で交渉が進展しなければ、上昇はしにくい地合いだ」と話している。