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中韓首脳会談 習主席“北の後ろ盾”強調

2019年6月28日 1:36

28日から始まるG20大阪サミット(=20か国・地域首脳会議)を前に、27日、中国の習近平国家主席は、韓国の文在寅大統領と会談し、「朝鮮半島情勢を進展させるため、建設的な役割を続けていく」と述べ、北朝鮮の後ろ盾としての役割を強調した。

習主席と文大統領は27日午後5時半すぎから40分にわたって会談を行い、韓国大統領府によると、両首脳は朝鮮半島の非核化に向け、いっそうの対話が必要との認識で一致した。

習主席は、先週平壌で行われた金正恩委員長との会談内容を文大統領に伝え、それによると金委員長は、対話を通じ問題を解決したいとの立場を示したという。

また、習主席は「朝鮮半島情勢を進展させるため、建設的な役割を続けていく」と述べ、北朝鮮の後ろ盾としての自らの役割を強調した。

習主席は米朝の対話再開に向け、両側が柔軟になる必要があると述べたと言うことで、29日に行われるトランプ大統領との会談では、北朝鮮に対する一定の配慮が必要との考えを伝えるものとみられる。