うつ病などで労災申請 6年連続で最多更新
仕事のストレスでうつ病などの精神疾患になり、昨年度に労災を申請した人は1820人で、6年連続で過去最多を更新した。
厚生労働省によると、昨年度、仕事のストレスが原因で精神疾患になったとして労災申請した人は1820人で、前の年度より88人増え、6年連続で過去最多を更新している。
年齢別では、30代と40代で全体の半数を占めている。
精神疾患の労災認定は、3年ぶりに減少し、前の年度より41人少ない465人だった。
また、過労による脳出血や心筋梗塞などの病気で労災を申請した人は877人で、4年連続の増加となっている。
60歳以上の高齢者からの申請が増加していて、厚労省は、高齢者にとっても安全で健康に配慮した職場環境の改善をすすめていくことが重要だとしている。