手が切れないカッターって?最新文具を取材
最新文具が集まる日本最大級のイベント「第30回 国際文具・紙製品展 ISOT」が、いま開催中なんです。そこには、より生活が便利になるアイデア商品がありました。
■秘密は刃にアリ“手が切れないカッター”
小菅キャスター「こちらに、にぎわっているブースがありますね」「手を傷つけない次世代カッターってなんですか?」
担当者「こちらになります」
小菅キャスター「これですか?」「ちょっと怖いですね。信じて転がします」「全然切れてないです。痛くもないです、不思議」
その秘密は、カッターの先にあるリング状の刃。紙を切るときは硬いものを土台にして押しつけ、回転しながら圧力で切っているんです。手は柔らかいため、切れることは無いということです。また、刃が小さいため、切る際に小回りが利いて、曲線にも切れるんです。
この刃には、タングステンというダイヤモンドの次に硬い金属が使われていて、普通のカッターでは、硬いタイルに切れ目を入れても割れませんが、このカッターは切れ目を入れて軽く力を加えるだけで――
小菅キャスター「おー、簡単に女性の力でも、そんなに力入れずに割れました」
■世界最強の磁石で、フックがこんな場所に
別のブースを訪れると、アクリルの板に無数のフックがついていました。
小菅キャスター「これって何か変わったフックなんですか?」
担当者「よかったらつけてみてください」
小菅キャスター「(アクリル板に)挟んでいるタイプなんですか、あっ!磁石になっているんですね」
この磁石、実は世の中に流通している磁石で一番強いネオジム磁石。しかし、錆びやすく、割れやすい欠点があるため、シリコンで覆ったといいます。
水気の多いお風呂の扉やキッチンの戸棚に付けて、タオルなどを掛けたり、靴箱の扉に付けて、鍵などを収納できるようになるんです。また、強力な磁石なので、ジャケットも掛けることができるんです。
毎年進化を見せる文具。今後も私たちの暮らしはより便利になっていくのでしょうか。