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NYダウ 早期利下げ期待後退…売り広がる

2019年6月26日 7:25

25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、早期の利下げへの期待が後退したことなどから、180ドル近く値を下げて取引を終えている。

25日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比から179ドル32セント安の2万6548ドル22セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も120.98ポイント下げて7884.72で取引を終えている。

この日は、FRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長が行った講演で、利下げに関して慎重な姿勢を見せたと伝わったことで、来月にも利下げへの期待が後退し、売りが広がった。また、住宅に関する経済指標などが市場予想を下回ったことも、相場の重荷となり、ダウ平均は、反落して取引を終えている。

市場関係者は、「利下げについて慎重な発言が出たが、過度な期待を抑制するためのもので、市場はいずれは利下げに転じると期待している。今回の相場の下落は株高からの一時的な巻き戻しで長引かないとみている」と話している。