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NYダウ 小幅に反発…米中協議進展に期待

2019年6月25日 7:35

24日の米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、アメリカと中国の貿易協議の進展に対する期待から、小幅に反発して取引を終えている。

24日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比8ドル41セント高の2万6727ドル54セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は26.01ポイント下げて8005.70で取引を終えている。

この日は、アメリカと中国が首脳会談を前に事務レベルでの貿易協議を再開したと伝わったことで、協議の進展に対する期待が高まった。航空機大手のボーイングや建設機械大手のキャタピラーなど、中国事業の比率が高い銘柄を中心に買いが進んだ。

一方で、アメリカがイランに対して新たに制裁を科したことなどから地政学リスクが高まり、エネルギー関連銘柄が売られたほか、目先の利益を確定するための売りも出た。

さらに、今週後半のG20大阪サミットを前に様子見ムードも広がったため、ダウ平均の上昇幅は限られた。

市場関係者は、「米中貿易協議についてもG20を前に具体的な話はでづらいとみられ、週末までは様子見ムードが続くのでは」と話している。