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衆院解散「冷静な判断をしないと」安倍首相

2019年6月22日 11:55
衆院解散「冷静な判断をしないと」安倍首相

安倍首相は、22日朝、日本テレビ系列の番組「ウェークアップ!ぷらす」に出演し、衆議院の解散について「冷静な判断をしないといけない」と述べ、否定的な考えを示した。

安倍首相「率直に言ってですね、わが党の若い衆議院議員は、ぜひ(衆院)総選挙やっていただきたいという声は多いんですね。しかし、その中で私は冷静な判断をしなければいけないと、こう考えております。G20サミット大阪、日本で開催する責任を持っている中においてですね、(衆議院の解散は)私の頭の片隅にもないということですね」

安倍首相は、また、憲法改正に慎重な野党が審議に応じず国会での議論が進んでいない現状に触れ、「今度の参議院選挙で審議すらしない政党を選ぶか審議する政党を選ぶか決めてほしい」と述べた。その上で、「選挙後にしっかり議論を進めていきたい」と述べ、任期中の憲法改正に改めて意欲を示した。

また、夏の参議院選挙については「最大の争点の一つは政治の安定だ」と指摘し、民主党政権時代を再び「悪夢のような時代」と批判した。その上で、「政治を安定させ、経済政策を前に進め、給料を上げていくことが最大の争点だ」と強調した。

一方、安倍首相は別のインターネット番組で、参院選の勝敗ラインについて「自民党、公明党の与党で過半数を確保することだ」と述べた。