気象庁によると１８日午後１０時２２分ごろ、山形県沖を震源とする地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは６．７で、新潟県村上市で震度６強の揺れを観測した。この地震による転倒などで少なくとも６人がケガをしている。

震度６強を観測した新潟県の村上市役所によると、市内に住む８０代の男性が足にケガをして、救急搬送されたということだが、命に別条はないという。

また、震度５弱を観測した新潟県柏崎市の消防本部によると、６０代の女性が避難しようとして転倒して頭部を打って軽いケガをした。

同じく震度５弱を観測した山形県酒田市の酒田地区広域行政組合消防本部によると、７０代の女性２人と、１０代の女性、９０代の女性の計４人が転倒などで軽いケガをした。

落石や建物への被害も出ている。新潟県村上市内の国道の今川から板貝間のトンネルでは落石があり、現在通行止めとなっている。

また、震度６弱を観測した山形県鶴岡市ではトラックが横転するなどして、積み荷の灯油が漏れるなどの事故が７件、ガス漏れが１件発生している。

震度５弱を観測した酒田市では住宅や神社のブロック塀が崩れる被害が４件発生しているという。

そして同じく震度５弱を観測した秋田県由利本荘市でもブロック塀が崩れたという。けが人は確認されていない。

引き続き、各自治体や警察、消防などが確認を急いでいる。