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野党側 麻生金融相の不信任決議案提出へ

2019年6月17日 12:24
野党側 麻生金融相の不信任決議案提出へ

国会は今週、終盤を迎える。野党側は、いわゆる「年金では2000万円たりない」問題に焦点を絞り、麻生金融担当相への不信任案提出など厳しく追及する方針。

野党側は麻生金融担当相の不信任決議案を提出する方針で夏の参議院選挙を前に終盤国会は与野党の攻防が激しくなりそうだ。

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「(麻生金融担当相への不信任案は)当然出さないという選択肢はないんだと思います。自らが諮問した報告書を受け取らないという、過去に例がないことをおやりになられて、国民も納得できないところが多いと思います」

野党側は老後に2000万円が必要と試算をした金融審議会の作業部会の報告書を受け取らないとする麻生金融担当相に対し「政権によるご都合主義だ」などと批判し、不信任決議案を提出する方針。

一方、与党側は選挙への影響を抑えるため、野党の追及の場となる予算委員会の開催には応じず、19日に開催される党首討論が今の国会で最後の党首対決になる見込み。

衆参同日選をめぐり、菅官房長官が衆議院解散の理由になるとした内閣不信任決議案については野党内で選挙の準備が整っていないことから提出を見送るべきだとの声が強まっている。

政権幹部は不信任案が提出されなければ衆議院の解散は行われない公算が大きいとみているが、与野党の攻防は会期末ギリギリまで続くことになりそうだ。