×

ギラン・バレー症候群が相次ぎ非常事態宣言

2019年6月12日 19:48

南米・ペルーで手足に力が入らなくなる難病ギラン・バレー症候群の発症が深刻な問題となっている。

AP通信によると、ペルー政府は11日、ギラン・バレー症候群の発症が相次いでいることを受け、首都リマなど5つの地域に健康上の非常事態を宣言した。

ギラン・バレー症候群は手足の力が入らなくなり、呼吸が困難となり死に至ることもある難病で、過去2週間で発症する例が急増しているという。

ペルー保健相「新しい患者にすぐに対応できるよう医者の研修を行う予定だ。処置を始めることで病気の流行を止められる」

これまでに4人の死亡が確認されているが、原因はわかっておらず、ペルー政府は治療に必要な予算を確保するなど対応を急いでいる。