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“戦争”発言 丸山議員の糾弾決議を可決

2019年6月6日 15:25
“戦争”発言 丸山議員の糾弾決議を可決

酒を飲んだ上で「北方領土は戦争で取り返せばいい」と発言した丸山穂高議員に直ちに進退を判断するよううながす決議が衆議院本会議で、全会一致で可決された。

与野党一致して決議を可決したことで、国会としての強い意思を示した形だが、自民党の小泉進次郎議員は「決議はふに落ちない」として採決を退席した。

丸山議員に対する糾弾決議は、「国会議員としての資格はないと断ぜざるを得ない。直ちに自ら進退について判断するよううながす」という内容で、衆議院本会議で全会一致で可決された。議員個人に対する糾弾決議は初めて。

自民党・森山国対委員長「院として、全会一致で糾弾の決議ができたことは、意味のあることだと思っています」

立憲民主党・手塚国対副委員長「憲政史上初めて院によって糾弾された議員となったわけでありますから、文字通り、速やかに判断されるべきだろうと思います」

一方、自民党の小泉進次郎議員は採決を退席した。

自民党・小泉進次郎議員「議員の出処進退というのは議員一人一人が判断すべきことであって、みんなで糾弾するっていう、そういったことに自分の中ではふに落ちなかったんですね」

小泉議員は、その上で、最終的には、選挙を通じて有権者に判断を仰ぐべきとの考えを示した。決議には法的な拘束力はなく、丸山議員はこれまで議員辞職は否定している。