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米国務省「天安門事件は虐殺」に中国が反発

2019年5月31日 22:52

中国で民主化運動が武力弾圧された天安門事件からまもなく30年となるのを前に、アメリカの国務省が「事件は虐殺だった」と非難したことに対して、中国が強く反発している。

学生らによる民主化運動を武力で弾圧し、多数の死傷者が出た天安門事件から6月4日で30年となる。

アメリカ国務省の報道官は30日、天安門事件について「平和的な抗議に対する徹底した虐殺だった」と強く非難した。また、中国当局が活動家らへの締め付けを強めていることについては、「中国共産党によるおぞましい迫害だ」と強く批判した。

これに対し、中国外務省の報道官は定例会見で「根拠のない非難であり、内政干渉である。中国は強い不満を示すとともに断固として反対する」と反発している。