フィリピン中間選挙“ドゥテルテ派”の圧勝
今月13日に行われたフィリピンの中間選挙について、選挙管理委員会は22日、ドゥテルテ大統領派の圧勝とする結果を発表した。残り3年の任期も、ドゥテルテ大統領の強権体制が続く見通し。
フィリピンの大統領の任期は6年で、折り返しのタイミングで前半の政権運営を評価する中間選挙が行われ、上院の半数と下院全議席のほか、地方自治体のポストが改選される。
投票は今月13日に行われ、フィリピンの選挙管理委員会は22日、議会での影響力が大きい上院選の公式結果を発表した。公式結果によると、ドゥテルテ大統領派の多くが当選し、圧勝となった。
ドゥテルテ大統領は2016年の就任以降、国内で高い支持率を維持する一方、容疑者の殺害も辞さない強硬な薬物犯罪の取り締まりなどで国際的な批判も受けている。
今回の結果を受け、任期後半も議会への影響力を保ち、強権体制を維持する見通し。