菅官房長官は１５日朝、自民党の拉致問題などに関する会議に出席し、先のアメリカ訪問について報告するとともに、改めて、拉致問題の解決に向けて協力を求めた。

菅官房長官「日米の間の拉致問題に対しての今日までの取り組みというのが、それぞれの担当閣僚にも間違いなく浸透している」

菅長官はその上で、「安倍首相も条件を付けずに金正恩委員長と直接、向き合う決意であると話している」と述べ、議員らに協力を求めた。

一方、拉致問題に関する議員連盟の会合で、会長の古屋元拉致担当相は、２月の米朝首脳会談で、トランプ大統領が金委員長に対し拉致問題を「３回提起した」と述べた。政府はこれまで、「２回」と説明していたが、政府関係者も３回提起したことを認めた。