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北朝鮮が飛しょう体2発を発射 ミサイルか

2019年5月9日 21:35

韓国軍によると北朝鮮は9日午後、短距離ミサイルと推定される飛しょう体2発を発射した。

韓国軍によると、北朝鮮は午後4時半ごろから20分の間に、北西部の平安北道亀城から短距離ミサイルと推定される飛しょう体2発を発射した。1発は420キロあまり、もう1発は270キロあまり飛行したという。

北朝鮮は今月4日にも、10発から20発ほどの飛しょう体を発射。一部は、国連の制裁決議違反となる短距離弾道ミサイルに似ているとの指摘が出ているが、北朝鮮の外務省は8日夜、「正常な軍事訓練の一環で地域情勢を激化させていない」などと主張していた。

アメリカとの非核化交渉がこう着する中、北朝鮮はアメリカの態度が一方的だとして年内に政策を変えるよう要求していて、今後さらに軍事的な動きを強める可能性がありそうだ。

9日の発射について、韓国大統領府は9日夜、「南北関係の改善と朝鮮半島での軍事的な緊張緩和の努力に全く役に立たず、非常に憂慮される」とのコメントを発表した。