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トランプ大統領“北との交渉に影響はない”

2019年5月5日 1:17

韓国軍は、北朝鮮が4日午前、飛しょう体数発を発射したと発表した。これを受けて、アメリカのトランプ大統領は、ツイッターで北朝鮮との交渉に影響はないとの認識を示した。

韓国軍によると、北朝鮮は4日午前、東部の元山から北東に向け短距離の飛しょう体数発を発射した。およそ70キロから200キロ飛行し、日本海に落下したという。

飛しょう体について韓国軍は、「弾道ミサイルではない」と分析しているほか、韓国の一部の専門家は多連装ロケット砲との見方を示している。

北朝鮮の非核化をめぐる2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった後、金正恩委員長は「自分の要求だけを押しつける」とアメリカへの不満を示していて、今回の発射はトランプ政権を揺さぶる狙いがありそうだ。

一方、トランプ大統領はツイッターで、「金委員長は私との約束を破りたくはない。北朝鮮との交渉は行われるだろう!」と強調。飛しょう体の発射による非核化交渉への影響はないとの認識を示した。

また、大統領は「金委員長は、北朝鮮の経済発展の可能性を閉ざすようなことはしない」と指摘した。