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北朝鮮 短距離発射体、数発を発射

2019年5月4日 12:49
北朝鮮 短距離発射体、数発を発射

北朝鮮は4日朝、日本海に面した東部の元山から東の海上に向け、短距離発射体数発を発射した。

韓国軍によると、北朝鮮は4日午前9時過ぎから午前9時半ごろにかけ、日本海に面した東部の元山から北東に向け短距離発射体、数発を発射した。発射体は約70キロから200キロ飛行し、日本海に落下したという。

韓国軍は当初、短距離ミサイルと発表したがその後、「発射体」へと修正した。韓国メディアは軍関係者を引用し、「発射されたのは弾道ミサイルではない」と伝えている。

北朝鮮の金正恩委員長は先月、約5か月ぶりに新型誘導兵器の射撃実験を視察していて「その気になれば造れない兵器はない」と述べていた。

2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった後、金委員長は「自分の要求だけを押しつける」とアメリカへの不満を示していて、非核化の方法をめぐり米朝の溝が埋まらない中、今回の発射はトランプ政権を揺さぶる狙いがありそうだ。

一方、アメリカのホワイトハウスは「北朝鮮の行動を認識している。我々は必要に応じて監視を続ける」との声明を出した。