山形県鶴岡市に住む４０代の女性が２日、山菜と間違えて有毒なトリカブトをおひたしにして食べ、食中毒で入院したことが分かった。

山形県によると２日正午ごろ、鶴岡市に住む４０代の女性が知人から山菜のモミジガサとして譲り受けた野草をおひたしにして食べたところ、手足のしびれや呼吸困難などの症状があらわれ、医療機関を受診したという。

保健所が調べたところ、女性が食べたのはモミジガサではなく有毒なトリカブトであることが分かった。女性は現在も入院している。

山形県内でトリカブトによる食中毒は今年度２例目で、県は食用と確実に判断できない植物は、採取したり食べたりしないよう注意を呼びかけている。