米軍ミサイル駆逐艦2隻 台湾海峡を航行
アメリカ軍は29日、ミサイル駆逐艦2隻が台湾海峡を航行したと発表した。この地域での航行は4か月連続で、中国に圧力をかける狙いがあるとみられる。
アメリカ第7艦隊によると、ミサイル駆逐艦2隻が29日までの2日間、台湾海峡を航行した。声明では「自由で開かれたインド太平洋へのアメリカの関与を示すものだ」とし、「アメリカ海軍は国際法が許す場所であればどこでも飛行し航行する」と強調。
アメリカ海軍の艦艇が台湾海峡を通過するのは4か月連続で、台湾への圧力を強める中国に対し、一歩も引かない姿勢を示す狙いがあるとみられる。
これに対し、中国外務省は「米中関係や台湾海峡の平和と安定に悪影響を与えないよう促す」と述べ、アメリカ側に懸念を伝えたことを明らかにした。