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極右が初議席か スペイン総選挙、投票続く

2019年4月28日 21:59

スペインで28日、総選挙の投票が行われている。移民政策の是非などを争点に、極右政党が国政への初めての進出をうかがう勢いだが、どこまで議席を伸ばすかが注目される。

スペイン総選挙は、日本時間の28日夕方に投票が始まった。バルセロナを州都とするカタルーニャ州の独立問題や、移民への対応が争点で、政府の寛容な政策を批判し、移民の流入阻止などを掲げる極右政党の「VOX」が国政で初めて議席を獲得する見通しとなっている。

スペインでは、1978年の民主化以降、極右が台頭したことはないが、世論調査で「VOX」は、下院の定数350のうち約30議席を獲得する勢いで、ヨーロッパ各地のポピュリズム勢力をさらに勢いづかせる可能性もある。

投票は、日本時間の29日未明に締め切られ、朝には大勢が判明する見通し。