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トランプ氏 貿易交渉「訪日しサインかも」

2019年4月27日 17:33

訪米中の安倍首相は、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談した。焦点の日米貿易交渉をめぐっては、交渉を加速させることで一致した。

会談では冒頭から、対日貿易赤字に強い不満を持つトランプ大統領がアメリカの農産品への関税を下げるよう求めるなど攻勢をかけてきた。日米の貿易交渉の厳しさがかいまみえた。

トランプ大統領「日本はアメリカの農産物に長年高率の関税をかけているので、それを撤廃したい。なぜなら我々は日本車に(追加)関税を課していないからだ」

安倍首相「日本はもちろん、アメリカ車には関税はかけておりませんが、アメリカはまだ日本車に対して2.5%の関税をかけていることは申し上げておきたい」

その貿易交渉をめぐっては、トランプ大統領が「5月末の訪日までに合意し、日本でサインするかもしれない」と述べ早期合意に意欲を示すなど、両首脳は交渉を加速させることで一致した。

また、会談では北朝鮮の非核化や拉致問題をめぐり意見交換も行われ、先の米朝首脳会談の説明を受けた安倍首相は、今後の進め方について「相当つっこんだやりとりを行った」と強調した。

安倍首相「次は私自身が金正恩委員長と向き合い解決する。トランプ大統領からは『全面的に協力する』」

会談後、安倍首相はメラニア夫人の誕生日を祝う夕食会に出席したほか、現地時間の27日はトランプ大統領と4回目となるゴルフを行う。

今回も親密さをアピールした安倍首相だが、貿易交渉や北朝鮮問題で目に見える進展が得られるのか、築き上げた蜜月関係の結果が今、求められている。