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露朝首脳 1対1会談は予定超え2時間に

2019年4月25日 16:30

北朝鮮の金正恩委員長とロシアのプーチン大統領との初めての首脳会談が、ロシア極東のウラジオストクで行われている。ウラジオストクから中継。

首脳会談は、ウラジオストクの大学で行われている。先ほど1対1の会談を終え、日本時間の25日午後4時すぎ現在は、閣僚らを交えた拡大会合を行っている。

金委員長とプーチン大統領の1対1の会談は、予定されていた1時間を大きく超えておよそ2時間に及んだ。その後の拡大会合の冒頭で、両首脳は両国の連携について意見交換したことを明らかにした。

ロシア・プーチン大統領「朝鮮半島情勢についても話し合った。状況を改善するために、何をすべきか意見交換を行った」

北朝鮮・金正恩委員長「(訪問の目的は)朝鮮半島とその地域情勢について意見を交換し、情勢を共同で管理していくうえで提起される問題について意見を交わすことだ」

プーチン大統領は、米朝の交渉がこう着していることを念頭に、最初の会談の冒頭では「アメリカとの関係正常化への努力を歓迎する」とも述べ、北朝鮮と連携する姿勢を示した。

両首脳は世界的な関心を集める中、友好関係と連携をアピールした形で、プーチン大統領からは非核化をめぐる協議で存在感を示したい思惑も透けて見える。