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NYダウ 決算発表控え様子見…小幅に反落

2019年4月23日 7:38

22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、主要企業の決算発表を控え様子見ムードが広がり、ダウ平均は小幅に反落して取引を終えている。

22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前営業日比48ドル49セント安の2万6511ドル05セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は17.21ポイント上げて、8015.27で取引を終えている。

この日は、主要企業の決算発表が23日以降に山場を迎えることから、その結果を見極めたいという様子見ムードが広がった。また、航空機大手のボーイングが「品質よりも生産スピードを重視していた」などと報道されたことを受けて売られ、相場の重荷になった。

一方、アメリカのトランプ政権はイラン産原油を輸入することを禁止する制裁を発動する一方で、一部の国と地域は適用除外として輸入を認めてきたが、この適用除外を来月2日に打ち切ると発表したことで、原油先物相場が大幅に上昇した。これを受けてエネルギー関連株が買われ、相場を下支えした。ダウ平均は小幅に反落して取引を終えている。

市場関係者は、「今週は大型決算が控えているため、その内容に一喜一憂する展開となるだろう」と話している。