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「同性愛者」公表候補に単独インタビュー

2019年4月21日 12:42

来年に行われるアメリカ大統領選挙の野党・民主党の候補者選びで、急速に支持を拡大している同性愛者のピート・ブティジェッジ氏が20日、日本メディアとしては初めてNNNの単独インタビューに応じた。

ブティジェッジ氏はアメリカ中西部で市長を務める37歳で、同性愛者だと公表している。巧みな演説を武器に世代交代を訴え、幅広い世代で急速に支持を拡大させている。

民主党・ブティジェッジ氏「宣伝されているほど“偉大な過去”が素晴らしくなかったことを我々は知っている」

そのブティジェッジ氏が20日、日本メディアとしては初めてNNNの単独インタビューに応じた。ブティジェッジ氏は、アメリカにとって日米同盟が今後、さらに重要になっていくとの認識を示した。

ブティジェッジ氏「強固な日米同盟をさらに強化する必要がある。太平洋地域はアメリカの安全保障と経済にとって重要性を増しているからだ。(日米関係は)私のホワイトハウスのアジア戦略の中で重要になるだろう」

また、北朝鮮については「大きな懸念だ」と指摘した上で、非核化の実現に取り組む考えを強調した。

ブティジェッジ氏「(Q.北朝鮮について)非常に大きな懸念だ。非核化を追求すると同時に、平和への新たな道のりを見つけなければならない」

来年に行われるアメリカ大統領選では、共和党のトランプ大統領が再選を目指していて、民主党は、これを阻止できる候補者を選ぶ必要がある。すでに20人近くが出馬を表明する大混戦となっていて、2016年の候補者選びで格差是正を訴え旋風を起こしたサンダース上院議員や、「オバマ前大統領の再来」と言われるオルーク氏らが注目されている。

また、今週にも前の政権で副大統領を務めたバイデン氏が出馬を表明するとみられていて、有力候補と目されている。