イギリス・北アイルランドで暴動を取材中の女性記者が銃撃に巻き込まれ死亡した事件に関連し、地元警察は２０日、男２人を逮捕した。

この事件は１８日、北アイルランドのロンドンデリーで、イギリスからの独立を主張する過激派によるものとみられる暴動が起き、取材中の女性記者、ライラ・マッキーさんが銃撃に巻き込まれ死亡したもの。警察は、防犯カメラに映った容疑者とみられる人物の映像を公開し、捜査しているが、２０日、テロ行為に関わった疑いで１８歳と１９歳の男２人を逮捕した。

事件にはかつてテロ行為を繰り返したＩＲＡ（アイルランド共和軍）の流れをくむ「新ＩＲＡ」と呼ばれる過激派が関わっている疑いがあり、警察は逮捕した２人との関連を調べている。

イギリスメディアによると、ライラさんは紛争の取材を続けてきた地元の記者で、アメリカの雑誌に取り上げられるなど注目されていた。