北朝鮮の金正恩委員長とロシアのプーチン大統領による、本格的な首脳会談が今月２５日に行われることがわかった。会談場所となるウラジオストクでは２０日、北朝鮮の先遣隊が視察する様子も確認された。

首脳会談が行われるロシア極東のウラジオストクでは２０日、金正恩委員長の執事役とされるキム・チャンソン氏ら北朝鮮の先遣隊がロシア太平洋艦隊の記念施設や貨物ターミナルなど、市内を視察して回った。また、北朝鮮総領事館では、入念な清掃が行われるなど、金委員長の訪問に向けた準備が進められている。

一方、ロシア消息筋によると、金委員長は２４日に特別列車でウラジオストク入りして、プーチン大統領との夕食会に臨み、翌２５日に初の本格的な首脳会談を行うというスケジュールで最終調整中だという。そして２６日には帰国の途につくとみられる。

ロシアのペスコフ大統領報道官は１９日、首脳会談のテーマについて、２国間関係や朝鮮半島の非核化など幅広い分野が議題になるとの見通しを示した。