×

日本語学校に新基準 厳格化で“質の確保”

2019年4月19日 20:45

文部科学省は、外国人を受け入れている日本語学校について、生徒の7割以上が修了時に日常会話レベルの日本語能力を持つことなどを求める新たな基準を公表した。

これは文部科学省の有識者会議がまとめたもので、新たな基準では、日本語学校に在籍する外国人留学生のうち、7割以上が修了時に日本語能力をはかる試験を受け、日常会話が可能なレベルに合格することを求めている。

また、この基準を満たさない年度が3年以上続いた場合は、留学生の受け入れができなくなる可能性もあるとした。

日本学生支援機構によると、日本語学校に通う外国人留学生は去年5月時点で9万79人で、2012年から増加を続けている。

しかし、悪質な日本語学校があるとの指摘もあり、文科省では、基準を厳格化することで日本語学校の質の確保をはかりたい考え。

日本語学校の設置は法務省が告示で定めていて、この基準は告示が改正される際に盛り込まれる。