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秋葉原に“おもしろ発明品”明和電機の思い

2019年4月19日 13:56
秋葉原に“おもしろ発明品”明和電機の思い

お金でやる気をあげるマシンや、おならをするボール、さじを投げるお手上げロボット、お店を訪れると「ラジオスーパーへようこそ~!」と、手をたたいてしゃべる看板ロボット…ここは、おもしろ発明品のセレクトショップ。棚には面白い発明品が並びます。

このパズルは、正解すると目が光る「おばけパズル」。点滅するライトの上に歯車が並んでいる作品、時計回りに回転させると、目の錯覚で歯車が回転しているかのように、回る速度が遅くなると、全体が逆回転しているように見えます。LINEスタンプで話題になった「えっびっ」の作品は、スイッチを押すとスタンプの動きが再現されます。

オーナーは明和電機の土佐信道さん。明和電機は、音楽活動、舞台パフォーマンスも行う芸術ユニット。オンプの形をした楽器「オタマトーン」など数々のおもしろ作品を開発しています。

土佐さんのお気に入りは、触る人によって光る速さが変わるアクセサリー。センサーが反応して光りますが、速さの違いは生命力の違いだと作者。作ったのはなんと女子高生。土佐さんは、興味を持てば、誰でもモノづくりができると考えています。お店があるのは、かつて秋葉原の電気街を象徴していた、東京ラジオデパートです。

電子部品などのパーツを販売する店が軒を連ねていました。しかし、時代とともに部品を売る店は減少。土佐さんは、モノづくり意欲を抱かせる場所を作ろうとおもしろ作品のセレクトショップを開きました。

ものづくりが盛んになれば、パーツ集めをする人が増え、“再び電気の街・秋葉原”としての活気が戻ると考えています。

土佐さん「変なモノをどんどん見せることで、こういうものが作れるんだ、こういうアイデアでやってみようという思いになってくれたらいいなと思っています」


【the SOCIAL viewより】