今年１０月末までの延期となったイギリスのＥＵ離脱問題。１５日夜の深層ＮＥＷＳに出演した２人の専門家の間では、イギリスがＥＵ離脱を撤回するかどうかで意見が分かれた。

キヤノングローバル戦略研究所・山下一仁研究主幹「やっぱり（離脱）やめたというのは選択肢としてはあって、イギリスの議会の中でも結構これを支持している人は多い。もし（離脱撤回をはかる）国民投票のプロセスに入っているということであれば、ＥＵ側も『結果を見ようじゃないか』とデッドラインを延期する可能性はあると思う」

第一生命経済研究所・田中理主席エコノミスト「私は離脱撤回はないと思う。（離脱撤回の前提となる）国民投票も基本的には難しいかなと。国民投票の２度目を認めると、必ず３度目やらせろという人が出てくる」

また、キヤノングローバル戦略研究所の山下氏は、一度「合意なき離脱」をやった上でＥＵへの再加入交渉をやるという道もあるのではないかと指摘しました。